入室の態度5秒で決まってしまう!
面接では、礼儀、服装、発言内容など様々な面がチェックされます。入室から最初の5秒で合否が決まると言われるぐらい第一印象はとても大切です。第一印象が悪ければ、一生懸命作ったし志望動機も歪んで受け止められてしまうこともあります。第一印象は、自然な笑顔を意識しましょう。
例えば年下の面接官であっても謙虚な気持ちで笑顔で対面することが大事です。また面接は緊張するものです。緊張を克服する方法は、何度も練習することで自信がつくので家族や友達に協力してもらいましょう。ドアをノックする前に深呼吸することで落ち着きを取り戻すこともできます。
入室から椅子に座るまでの面接マナー
面接をする時は面接官の気持ちになって考えてみましょう。ドアを開けて目の前に立つ人間のどういう態度が好印象に映るのか?やはり謙虚に笑顔で「よろしくお願いいたします」と元気に挨拶すれば必ず好感度アップの決め手になります。
どうしても人間は気持ちが顔に表れてしまいます。どんな面接官であっても「いい人である」と思い込むようにしましょう。
- ドアの前で心を落ち着かせるために深呼吸しましょう。
- ノックを2回程度します。「どんどん」と大きくではなく、軽く「トントン」という感じで、どうぞと面接官の声が返ってきたら「失礼します」と元気よく入室しましょう。
- キョロキョロしないで背筋を伸ばし入室したら面接官に笑顔でアイコンタクトをして振り向いて斜めの立ち位置でドアを静かに閉めます。
お辞儀は「よろしくお願いします」と挨拶が終わるまで頭を下げてはいけません。頭を下げる時は背筋を伸ばして腰が45°首も下げてはいけません。下げた瞬間、一瞬止まってからゆっくりと起き上がるのが礼儀正しい挨拶に見えます。
座るときは椅子に半分くらいしか腰をかけない気持ちで背筋を伸ばし上半身は若干前かがみにすると意欲があるように伝わります。
- ドアを閉めたら、面接官によろしくお願いしますと大きな声で挨拶し、一礼します。
- 45度のお辞儀をします。男性の場合は横に両腕をまっすぐ伸ばした状態で、女性の場合は前で右手を上にして重ねます。
- キビキビと椅子の横まで移動し、面接官に近づいたら、「〇〇と申します。よろしくお願いします」と一礼する。座ってくださいと言われるまでは座りません。
- 面接官にどうぞと言われたら「失礼します」と15度のお辞儀で軽く会釈をしてから座ります。
座ってからの面接マナー注意事項
席に座ったら、面接官をまっすぐ目を見てきちんと答えましょう。アルバイトの面接では話す内容というより、話し方や座っている態度、面接マナーを重視して見ています。
また、質問が聞き取れなかったり、理解できなかった場合はそのまま見当違いな答えをするよりも、もう一度聞き直してしっかり答えるようにしましょう。貴重な時間を使って面接をしてくれているのだからという気持ちを忘れずに対応すれば面接マナー違反となることはないでしょう。
- 背中が前かがみにならないように、深く腰かけすぎずに背中と背もたれの間を5cm くらいあけて座ります。
- 女性はひざ、足をそろえてその上に手を重ねておく。
- 男性の場合は足を肩幅に広げて、手はまたの上に置き堂々と座りましょう。
- 足を組んだり、ゆすったり、手や指をいじったりなど日頃のくせには注意しましょう。
- 髪の毛を触ったり、鼻や顔を触ったり、眼鏡を触ったり、貧乏ゆすりは最悪です。
- 面接官の目を中心に顔全体を見るようにして話しましょう。目線を合わせないと自信がないと思われてしまいます。
- 見つめすぎるのもよくありません。視線の強弱をうまく利用してアピールしたいところは強い視線で訴えましょう。
面接終了から退室
緊張が緩みがちな退室の印象はのちのちまで残ってしまいます。話しやすい面接官で話が盛り上がって回答も素晴らしくできたのに退室の態度が悪くて不採用というのはとてももったいないです。
退室と時の一礼が面接官の良い印象として残すためには大切な時間を自分の面接に時間を取ってくれた面接官に対し、感謝の気持ちを表すことが必要です。
- 面接官が「面接を終わります」と言ったら、まずは座ったまま面接官に対して「本日はお忙しい中ありがとうございました」と一礼します。
- 席を立ち椅子の横にきたら「失礼いたします」と45度のお辞儀をしてドアの方に向かいます。
- ドアの前まで来たら面接官の方に振り返り、「失礼いたします」と再度挨拶し一礼します。
- ドアを開けて出て行く前にもう一度面接官の目にやる気の視線を送ると、さらに評価が上がるでしょう。ドアは、静かに閉めましょう。
面接は働きたい人と企業を結ぶお見合いの場です。お見合いでは結婚して一緒に生活したいという人を探します。面接では、経験や資格だけでなく一緒に働きたい或いは働くことができるかが最大の評価基準なります。採用担当者にあなたが一緒に働いてる姿を想像させることが面接突破の鍵になります。
採用担当者が本当に知りたいことは、あなたがこの会社で働くだけの能力があるか、社風にあった人柄であるか、そして一緒に働きたいという熱意です。これらの情報を、あなたから引き出すために面接でいろいろな質問をします。そのためにも面接には回答を用意しておく準備が必要です。どんな質問をされても答えることができるように質問を想定し、ホームページや本などの例文をコピーするだけではなく、自分のオリジナルの解答例を用意しておきましょう。
そして最後に採用担当者の心を動かすことは、仕事をしたいという熱意と情熱です。面接では、自分の言葉で採用担当者に照れずに自分をアピールしていきましょう。多少失敗やうまく話せなくても一生懸命が表現できれば相手には伝わります。